出会い系のサクラの被害は取り戻せる?詐欺被害の損失を取りもどす方法とは?

出会い系のサクラの被害の損失を取りもどす方法

出会い系サクラの実際の裁判の事例や、最近の出会い系の被害、お金を取り戻す方法を公開します。

サクラの被害は取り戻せる?詐欺被害の損失を取り戻す方法は?

 

このページでは様々に出会い系のサクラによる手口や被害を紹介してきましたがこうした被害に遭ったら、泣き寝入りするしかないのでしょうか?

 

被害額が数千円単位ならば、辛うじて「人生の授業料だった!」で溜飲を下げることもできたかもしれませんが(この額でもきちんと手続きを踏めば相手を懲らしめることは可能なのですが)、これが数万円、数十万円となってくると、泣き寝入りはしていられません!

 

それでは実際に裁かれたサクラの事例をみてみましょう。

 

 

2011年8月 さいたま地裁で下された判決

 

裁判所

小見出しにあるように、2011年8月に、「出会い系サイトの『サクラ』は違法」という判決がさいたま地方裁判所で下されました。

 

これは「営業方針としてサクラを利用する組織的な騙し行為が行われていた」ということで、出会い系業者に597万円の支払いを命じる判決でした。

 

 

全ての出会い系サイトが疑わしいものだということは出来ませんが、少なくとも繋がった相手をすぐに全面的に信頼するのはやめておくのが得策です。

 

そして、メールをやり取りし始めた相手が下記のようなことを言って近づいてきたなら相手を「サクラ」と疑った方が良いでしょう。

 

また、サイトの利用上でも不都合な点があれば、それは優良なサイトとは言えませんので注意が必要です。

 

  • 「自分の話し相手になってくれたら金銭的な援助をします。」というもの
  • 無料登録後の大量メール
  • 無料サイトに登録して知り合った相手から「ここでは制限が多い」などという理由で他の有料サイトへの登録を誘われた
  • 無料で登録できるのに、退会にはお金がかかる
  • 実際に会う約束を何度もすっぽかされる

 

上記のような点は、怪しいサイトやサクラであることの確実性が一気に上がるチェック項目です。

 

もし登録をしたいサイトがあったなら、まずは口コミなどでしっかりと情報収集をすることをおすすめします。

 

 

 

最近の出会い系の被害

 

現在も出会い系サイトやそこに存在するサクラによる被害は多く発生しています。
ただ、最近ではこうした典型的なサクラ被害に加え、新たな手口での被害も広がっています。

 

今までは、男性を騙す相手とする被害が主だったのに対して、最近は女性を狙った手口が増えているということです。

 

女性を狙った手口としては
「富裕層の男性のメール友だちになるだけで稼げる」
とか
「在宅でも高収入が得られる」
といったものが多いのです。

 

こうした女性は貯金を切り崩してしまったり、夫に内緒で生活費を使い込んでしまったりと被害が複雑です。

 

 

 

被害額を取り戻す

 

これまで書いてきたように、被害の手口も金額も様々な出会い系での被害なのですがその被害者が増えてきたこと、また「出会い系」というものが良くも悪くも社会に認知されてきたことで、被害者救済にも大きく道は開かれてきました。

 

検索サイトで「出会い系 被害 弁護士」などというキーワードを入れればありとあらゆる弁護士事務所のページが出てくることでしょう。

 

出会い系のサイトで被害にあったということがあれば、調べた弁護士事務所の中でご自身が暮らしている地方の事務所があれば、そこに先ず相談をしてみるのも一つの方法です。

 

「でもいきなり弁護士事務所はちょっと…。」という時は、ひとまず各地方にある「法テラス」に相談をしてみるのが良いかもしれませんね。

 

最近では弁護士事務所も、一昔前より随分と気軽に相談できる場所になってきました。

 

出会い系での被害は「騙された自分が悪かった」とか「恥ずかしい…。」なんて理由で泣き寝入りせず、しっかりと相手から被害額を取り戻しましょうね!

 

なんと言っても「サクラ」は詐欺行為なのです。
心のキズが少しでも早く癒える様に、金額的な被害だけでもしっかりと取り返してサクラをしっかり懲らしめましょう!