近年急増しているSNSを通じてのサクラ被害

SNSに活動の場所を移しているサクラの手口

サクラの活動の場所は時代に合わせて進化していて、出会い系サイトのピークがさってからはソーシャルゲーム。スマホが普及した最近はSNSを通じてのサクラ被害が増えてます。

SNSでのサクラ被害

近年急増しているサクラの被害がSNSを利用しての詐欺です。

 

出会い系サイトのブームが去った後に増え始めたのがソーシャルゲームです。

 

モバゲーやGREEといったスマホが主流になる前のガラケーでのソーシャルゲームが主流だった頃にはやった手口で、ゲームを通じて近づいてきて、出会い系サイトや悪質サイトに誘導したり、お金を振り込んで欲しい理由を作って相談してきたりします。

 

若者が持つ携帯電話の主流が現在のスマートフォンに変わってからは、こういったゲームを通じてのサクラ被害は一時のピークに比べて減少をし、その分、サクラの活動の場はSNSに移ってきました。

 

最初の頃に多かったのがmixiでその後、フェイスブックやLINEなどにもサクラの活動の場が膨らみ現在もこうした大手SNSで多くのサクラが活動をしているというのが現状です。

 

手口としては、あたかも昔からの知り合いを装って友達申請やメッセージが来たり、住んでいる地域の近くに引越ししてきて、友達がいないから友達になってくれないか?

 

といった内容が多いです。

 

SNS特有の広く浅く付き合うという傾向にのって最初のうちは簡単なやり取りは、簡単な投稿などを繰り返して近づいてきて、どこかのタイミングで「相談がある。」、「会って話したい。」などと急に踏み込んだ話をしてきます。

 

大手SNSサイトはこういったサクラ対策に力を入れていて、通報された内容などにはすぐに対処するようになってきました。

 

サクラからメールがくるイメージ画像

最近のSNSのサクラというのは、いきなりメッセージが来ても、その数日後から早ければ数分後などには、既に連絡をしてきたサクラアカウントは削除されたり退会させられているケースが多いです。

 

サクラもすぐにアカウントを削除されたり同一アカウントを使うリスクが大きい事を理解していて、最初の連絡で、「久しぶり。元気?」や「電話帳消したのでこっちから連絡しました。登録よろしく」などといった内容を送り、すぐに返信があったユーザーに対してはアカウントを変えて再度連絡をしてきます。

 

こうしたやり取りを繰り返していると、必ず最後には「お金を振り込んでほしい。」という話や、「サイトに登録してほしい。」と言った内容の話に進んでいきます。

 

基本的に身に覚えのないアカウントから自分を名乗らない。
もしくは、ありきたりの下の名前やあだ名だけを利用して連絡してくるユーザーはかなりのほぼ間違いなくサクラです。

 

通常の知り合いであれば、先にしっかり自分を名乗るのが一般的な常識で、「ミキです」「ヒロです」などといったよくある名前だけを名乗ってくるケースも、こうした他の人とかぶるありきたりの名前やあだ名の人というのは「○○高校のミキです」とか「この前、○○繋がりで飲んだ時に会ったヒロ」です。と関係性と合わせえて自分を名乗ってきます。

 

最初のメッセージの相手がだれだか特定できない連絡は、躊躇せずにシカトするのが最善の選択です。