SNSや出会い系サイトに蔓延るサクラは、一般の利用者を食い物にする害悪です。
逮捕者が出るまでになった現在でも、こうしたサクラは完全に撲滅されることなく活動を続けています。
被害額は時に数千万円にもなるサクラの存在ですが、そのほとんどはアルバイトなのです。
では、こうしたサクラを雇用する業者は、どのような手段で募集しているのでしょうか?
サクラの仕組みを知り、被害を受けないように注意しましょう。
まず、サクラの多くは普通にアルバイト募集されています。
ただし、サクラと書いてしまうと掲載紙やアルバイト募集サイトから警告や削除を受けることになります。
そこで使われるのがメールオペレーターやPCデータ入力という名称です。
メールオペレーターやPCデータ入力、これなら誰でも出来るような気がするはずです。
しかも、サクラを募集している場合、必ずと言って良いほど超高待遇になっています。誰でも出来る簡単業務で、月30万円や時給2000円以上のようなことが書いてあれば、かなり疑わしいです。
アルバイトに募集して、面接を受けた時にサクラのアルバイトだと知ることも少なくないでしょう。このような場合、高待遇の給料に魅了されてサクラになってしまう場合が多くあります。
こうしてサクラのアルバイトが複数名集まると、今度は友人や知人を紹介することで増やして行きます。アルバイト募集の広告を出すにはお金が掛かりますし、怪しんだ人から通報される危険があるためです。
稼働するに十分な人数が集まると、今後はサクラのアルバイトをしている人の友人や知人を取り込んで拡大して行きます。
SNSや迷惑メールで募集するケースも発覚しています。
メールを打つだけで誰でも簡単に月30万円稼げる、そんな迷惑メールやDMを受け取っても絶対に返信してはいけません。
サクラを利用した業者の多くは犯罪組織です。
背後に暴力団が絡んでいるケースもあるため、安易に逃げ出せないこともあります。
他にも多種多様な募集方法が生まれて来る可能性もあるため、騙されないように注意しましょう。